絶対に痩せられるダイエット

しばらく無言で見つめあう二人。


自分の心臓の音がうるさくて
耳をふさぎたくなるなよ子。


一郎はまだ不思議そうに
なよ子を見つめている。


「そう言えばさあ……」


その時静寂を破って
一郎が声を出した。


「なよ子ちゃん少しやせた?」


やせた。


そんな言葉を聞けるとは
思わなかったなよ子は


全機能がフリーズして
固まっている。


やせた。


やせたと言われた。


しかも一郎君に。


そう思うなよ子は
心の底からこう思った。


生きててよかった。