絶対に痩せられるダイエット

「それよりさー
なよ子はケーキどっち食べる?

ねえねえねえ……」


そう言ってなよ子の前に
ケーキの箱を差し出したお父さんに


なよ子はとうとうキレた。


「うるさい!


お父さんなんか
両国国技館に帰ってしまえ!


わーん」


なよ子は泣き出した。


お父さんはおろおろして
なよ子の周りをウロウロしている。


「お父さん……なよ子は
ダイエット始めたみたいだから」


お母さんの小さな声を聞いて
全てを悟ったお父さんは


手に持っていたケーキの箱を
急いで隠した。


そして愛想笑いを浮かべながら
なよ子に近づいていって

優しく声をかけた。