絶対に痩せられるダイエット

そして


重い空気のリビングに
突然鳴り響く玄関のチャイムの音。


誰かが帰ってきたようだ。


さりげなく目じりをエプロンで拭いたお母さんは
玄関へと出迎えに行く。


なよ子はおいしくないシチューを
すすりながら


玄関に鋭い視線を送る。



スプーンを持つ
なよ子の手が震えている。


「ただいーま!なよ子


今日もおいしいお土産を
駆ってきたぞー」


太く暑苦しい声。


帰ってきた人物は巨大で
リビングに大きな影を落としている。


「今日はケーキを
買ってきたぞー


なよ子はショートケーキと
モンブランどっちがいい?」


そう言って大きな腹を揺らして
笑っている謎の人物。