「あなたはダイエットに失敗した。


だから一億円の小切手を
あなたに上げる。


あれ?いらないの?
欲がないわね。


じゃあ私がもらっておくわ」



員子は血まみれの小切手を
ポケットに入れた。


「汚い……」


なよ子はつぶやいた。


騙された。

完全に。


しかも首輪につながれて
今は員子の奴隷に成り下がった。


ぞっとするほどの
現実に震えるなよ子。