月と太陽

話がまとまり、

私は送ってもらうことに。

事務所を出て、駅へ向かう。

「あっ、」

慣れないヒールを履いてきたせいか、

転びかけた。

その様子を、ばっちり見られました。

「美月、危ない」

そう言われた。

はい。知ってます…

「大丈夫?怪我してない?」

そう優しく聞いてくる。

「朔、ありがとう。怪我はしてないよ。」

「そっか、よかった。」

「てか、本名で呼んでいいの?」

「仕事終わったし、いいよ?」

安心したように笑う君。

「気をつけてね?子供なんだから。」

「ひどくない?」

過去に戻ったみたい。

幸せ…