「まだまだ!」

「足が遅れてる!もっと集中しろ!」


くっそー。

ぜんぜん勝てない!!!

だめだめ。

集中しなくちゃ。優パパに勝つことが

私の目標なんだから。

あれ?優は?


「よそみをするなぁ!!」

「うっ」


いったぁ~。

壁に背中バン!だよ。

後頭部打つとこだったよ。

守ったけど。



「悪い、やりすぎた。大丈夫かい?」

「大丈夫じゃない・・・」

「またかよ。父さん、救急箱持ってきておいてよかった」

「だからいなくなってたんだ。ありがとう。」