「涼ちゃん……明日暇?」
「あ? 明日か……まぁ、暇っちゃ暇だけど……何?」
涼ちゃん、もとい斉藤涼太は私の幼なじみだ。
ふたつ年上の二十歳だけど、お酒にも煙草にも手を出していない。煙草は一生やるつもりがないらしいけど、お酒は小さい頃の私が「りょうちゃんのはじめてのお酒はわたしもいっしょにのむの!」と言った宣言を守って飲んでいないのだ、ということを私が覚えていることを、たぶん涼ちゃんは知らない。
なんでお酒飲まないの、と聞くと、うるせえと返ってくる。ちょっとかわいい。
強面なのに実はかわいいなんて、反則だよね。
約束覚えてくれてるんだ、と言ったら史上最大級の赤面を見られるだろうから、それはまた今度言ってみるんだ。
「あ? 明日か……まぁ、暇っちゃ暇だけど……何?」
涼ちゃん、もとい斉藤涼太は私の幼なじみだ。
ふたつ年上の二十歳だけど、お酒にも煙草にも手を出していない。煙草は一生やるつもりがないらしいけど、お酒は小さい頃の私が「りょうちゃんのはじめてのお酒はわたしもいっしょにのむの!」と言った宣言を守って飲んでいないのだ、ということを私が覚えていることを、たぶん涼ちゃんは知らない。
なんでお酒飲まないの、と聞くと、うるせえと返ってくる。ちょっとかわいい。
強面なのに実はかわいいなんて、反則だよね。
約束覚えてくれてるんだ、と言ったら史上最大級の赤面を見られるだろうから、それはまた今度言ってみるんだ。