~トパズside~






薄れた意識の中、アンザが僕を呼ぶ。




似合わない泣き顔に笑った。





『親友』




そう度々繰り返される言葉。


それは特別な友達ってこと。




アンザがきみでよかった。


やっぱり僕の勘は間違ってなかった。





『会わなかったらこんなこと気付かなくて済んだのに』




って最後の方は聞こえなかったけど、そう言ってるみたいだった。




でもそれは間違ってるよアンザ。



きみに会わなければ大切なこと一生気付けないままだった。




そんなの僕が耐えきれないよ。




だから嘘をついてまで外に出て探しに出てたんだから。