私には、少し年上の姉がいました。
名は、千弦姫。

頭は良いものの、とても無愛想で可愛げの無い子供でした。

そのおかげか、両親にはとても可愛がって頂けたのだけどね。

私は、お母様方には、感謝しておりますわ。

だって、広い家に住んで、綺麗な衣服を来て、優雅に過ごせるのは、他にもなくてよ。

しかしながら、私にも満足がいかないものもあるわ。

1つは、勉強。