クラスのみんなは各々グループを作って和気藹々としてる。
私も例外ではなく、友達を作ってお喋りを楽しんでいた。

いつも通りこの時間が流れるはずだったのに
窓越しに見てしまった横顔が今ではもう忘れられなくなってしまっていて

「一目惚れ…」
ポツリ、言葉を漏らしてしまった私は態とらしく咳き込む
何を言ってるんだ私!
おしゃべり中のみんながこっちをじっと見てくる

や、やめて!そんな目で私を見ないで!いやー!
生暖かい視線を受け続けることのできなかった私は、逃げるように教室をあとにした