ふたりは少し不思議な変な子だった。




目の前にいるふたりも、ふたりと同様に変な子だった。





背と背をくっつけ、ひとりは長い髪を高いツインテールに




もうひとりは長い髪を低いツインテールに。




背の小さな片割れと背の高い片割れ、




同じ赤と黒のフリルワンピースを着て、お揃いの靴をはいていた。





簡単な自己紹介と一通りの話を終えると1時間弱は過ぎており、





話を聞いてるのかすらも怪しい彼女たちはずっと微笑を浮かべていた。