ふたりは少し不思議な変な子だった。
「ねえ、明日世界が終るとしたら、どうする?」
家に帰り、オカルト部という変な部に所属しているちょっと変な妹に聞いてみた。
「………なに?突然」
食べかけのプリンを片手に怪訝な顔をする妹に、ふたりの話をした。
扉の話、光の話、夏休みまで聞いたすべての話と、
最後の地球の話。
聞き終わった頃には妹は静かな瞳でこっちを見ていて、
たっぷり5分使って発した第一声は「変な人だね」だった。
それからメモ帳を開き、ペンを片手に何かを書いて
音を立ててそれを破くと私に差し出した。
「この子に会えばきっとわかるよ、全部」
電話番号が記されたそれを片手に、私は携帯を取り出した。
「ねえ、明日世界が終るとしたら、どうする?」
家に帰り、オカルト部という変な部に所属しているちょっと変な妹に聞いてみた。
「………なに?突然」
食べかけのプリンを片手に怪訝な顔をする妹に、ふたりの話をした。
扉の話、光の話、夏休みまで聞いたすべての話と、
最後の地球の話。
聞き終わった頃には妹は静かな瞳でこっちを見ていて、
たっぷり5分使って発した第一声は「変な人だね」だった。
それからメモ帳を開き、ペンを片手に何かを書いて
音を立ててそれを破くと私に差し出した。
「この子に会えばきっとわかるよ、全部」
電話番号が記されたそれを片手に、私は携帯を取り出した。
