もう独りじゃないから

「今月末までって、あと一週間しかないじゃん!!」
「一週間あれば十分だろー」


多田の考えることはおかしい。
学校中の生徒はみんなそう言う。

「勘弁してよ。入れる部活なんて無いんだから。」
「まだ2年だろ?がんばれよぉー!」

多田は、そう言って立ち去って行った。


私は「はぁ」とため息をついて、職員室を出た。
すると、どこかで見た事のある女の子が話しかけて来た。
たしか、1年のー………?

「あのぉ~…」
「何?」

彼女はもじもじしながら、私を見ている。

「部活、探してるんですよね?」