「はい、郁美ちゃん2ちゃーく♪」



清々しい顔で校門の前に立っている優也。



「くそーーー(⊃ω;`)」



悔しがるあたしに



「じゃあ、郁美ちゃん♪よろしくねっ♪♪」



そう言って500円玉を一つ、あたしのワイシャツのポケットに入れた。




く…くやしい…




「サラダスペシャルパンだから♪」



さっきから“♪”がムカつく…!



「はいはい…」




そうです。
そうなんです。





あたしと優也は今お昼ご飯の買い出しの競争をしてました。









負けました(´;ω;`)









だって
だって




可愛く髪、セットしようと張り切ってたんだもん…。




時間かけてやろうとしたら、優也がいきなり学校行くって言うから…。





だからセットしてるヒマなかったじゃん!!



案の定、もうボサボサだし…クスン