清々しい空の下。 今日も山本郁美は走ります! そうは言ったものの… 速いっつーーの!! 「優也…っハァ…待っ…て…ハァ…」 必死に追いつこうとするけれど、男子の足は速い。 「遅いんですけどー」 10メートルぐらい向こうで優也が文句を言う。 分かってるっつーの!! 息を整え、あたしはまた走る。 でも追いつくはずもなく…