「えっ!?あれ!?姉ちゃんの彼氏にリフォームしてもらったの、聞いてない??傷んでるところ直してもらって、バリアフリーでソーラーパネルで。快適だよ」


「はあ!?りふぉーむって!?なんのこと……」


あんぐりと口を開けて。
いや、開いた口を閉じるのを忘れた。


「先日のお詫びです。皆さん揃いましたね」


「いや、お詫びって。関わらないでって…」


暖簾に腕押し糠に釘、馬耳東風いやいやいや。


どうして分かってくれないのか。


「行きますよ」


言うと、私をお姫様抱っこする。


「いや、あの、えっ???えっ!??」


もう訳がわからない。
ポカンとしたまま、車に乗せられる。


「後でな~」


ニヤニヤしながらひらひらと手を振る柚季。


「あとでって!?なに!?」