「はい。董坂です。…げほっ、すいません」


そういえば動けないとか言ってたような。
風邪でも引いてるんだろうか。


「……ああ、はい。すいません。しばらくお休みにさせていただいてます。はい」


スマホを切ると、いきなり崩れてしまった。


「ええっ!?どうしたんですか!?大丈夫ですかっ!?しっかりしてください」


慌てて駆け寄るけれど、動かなくなってしまった。額に手を当てる。


「……すごい熱」