「どうして15歳のうら若き乙女が、やりたくもないボランティアに参加しなきゃいけないんですか?」

ボランティア会場へ向かうバスの隣に座る後輩、未来(みく)ちゃんが文句を言う。


「仕方ないよ。この辺の学校の運動部はみんな駆り出されてるらしいし。」

私がなだめる。