「陽菜先輩、今、ドキドキでしょ?」

キラキラした目で見てくる。


「熱中症でそれどころじゃなかったよ。」

私は笑って自分の荷物を取りに行った。

「えー?つまんないです。」

私には恋愛は似合わない。
なぜかそう思っていた。