そっと背中に体重を預ける。

「重いですよ?」
「軽いよ。」


柑橘爽やか青年は軽々と立ち上がり、歩き始めた。

知らない男子におんぶされてる姿なんて恥ずかしくて私はずっと顔を隠していた。