~きみの音〜


わたしはどこにでもいる高校2年生の矢野下春姫。性格は地味であまり目立たない女の子でした。わたしの唯一の楽しみといえば、部活の吹奏楽でした。わたしがいる高校は中高一貫のかなり県内でも名が上がる有名高校でした。わたしはそこにはいた2つ下の後輩に一目惚れをしました。名前は石中恭平。恭平はツンデレで頭がよく、運動もできるという、そう、いわゆるモテる男子でした。私はそんな恭平にある日から一目惚れをしていた。私が初めて恭平を見たのは入学式の演奏の時。私は入場していてふと目に入ったのは恭平だった。なんか目を一瞬で奪われて、離せなくなった。それがはじまりだった。