「千代もう近くにいるからなッ」



オレは千代を抱きしめ頭をポンポンって撫でた



「優雅っずっと傍にいてね」



相変わらず可愛いやつだよ…



「千代っ彼氏すごい人じゃん」



その言葉にはただただ苦笑する他ない



「まぁねっ」



「どうゆうふうに捕まえたの?」



捕まえたってオレは動物かって



千代は女の方を向いて話し始めた



「わたし達の両親は親友同士、わたし達は幼い頃に会って好きになった。それから再会してやっぱり好きで忘れられない存在になった」



これは紛れもない事実だ。



「だからわたし達は付き合っているの。華奈黙っててごめん」



「ふぅん、理由はわかった。だから合コンに行くのも嫌がってたんだ」



へえー嫌がってんだな!



「まぁねっそういうこと」