いつかそこに太陽は咲く


 今日は常連客だけでなく女性客も多かった為、いつもよりテンポよく料理を提供できるように頑張った。

 「二人とも、今日もお疲れ様。ナポリタン大盛りで作ってやるからテーブルで待ってろ」

 店長はそういうと、キッチンで料理し始めた。

 「いやー、今日の客は結構長居してましたよね」

 翔は伸びをしながら私に言った。
 
 「それほど居心地が良かったって事でしょ、何飲む?」
 
 「じゃあコーラで」

 冷蔵庫から缶のコーラを2本出した。

 「翔いっつもコーラだよね、はいどうぞ」

 「あざっす、そういう瑞希さんこそ」

 私と翔は笑いながら話した。