いつかそこに太陽は咲く


 教室に着くと、数人は来ててストーブで暖を取る、まぁ相変わらずの光景だった。

 「俺さぁ、ずっと宮坂さんに対して思ってた事があるんだよね」

 「え?」
 
 高野くんは自分の席につきながら言った。

 「宮坂さんって、自分の気持ちとか表に出さなそう」

 「…そ、そう…あたしって分かりにくい人間…なのかな」

 昔からそうだった。


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 『宮坂さんってさ、なんか怖くない?』

 『わかるー、付き合い悪いし、近寄んなオーラ出してくるじゃん』

 『あんま関わりたくない人だよね〜』


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 ーー、なんでこんな事、思い出してんのかな…