次の日の朝、 「おはよう」 と、下駄箱で声をかけてきたのは高野くんだった。 「お、おはよう…」 それに答えるように挨拶を返した。 「今日も寒いな、教室まで一緒に行こうぜ」 私は少し驚いたけど、でもまぁ、断る理由もないし、一緒に教室に行った。