いつかそこに太陽は咲く

 「別に…いつ何をしたって私の自由だし…」

 ついに彩は立ち上がった。

 「瑞希!あたしはね、瑞希に幸せになってもらいたいの!恋愛だけが全てじゃないかもしれないけど何も経験せずに人生終わらせて欲しくないよ!?」

 「…私だって、別に恋したくない訳じゃない。できるものならしてみたい…だから、む、向き合ってみようと思う…」

私の言葉に彩はパァっと顔つきが変わった。

 「嬉しい!瑞希がそんな風に頑張ろうとする姿は本当に嬉しい!だからまずは、探りからだね!行くよ!」

 「さ、探り!?」