いつかそこに太陽は咲く


 バイトが終わり、翔と店を出て歩いた。

 「そーいや、瑞希さんの後ろの席の奴がどんな奴なのか気になりますね」

 「なんであんたが気になってんのよ、…高野瞬って人だよ」

 翔の足が止まった。

 「え、まじ?!」

 「何でそんなに驚いてるの?翔、知ってるの?」

 「知ってるも何も、俺のいとこっすよ!!なんだ、瞬だったんだ」

 まさかの予想外の展開、翔と高野くんがいとこだったなんて…