「ダークブラウンの髪に色白で背がこのくらいの綺麗な子でしょ…?」
俺が掌で示す高さを同じように示しながら女の子が聞き返す。
「心当たりない?」
「ないっていうか…あり過ぎて…」
「そんな子いくらでもいるよね?
ありさとかミキとか…ていうかあんたもそんな感じじゃん?」
「私は別に綺麗じゃないけどね。」
「あはは!そうだそうだ!」
女の子たちが盛り上がる。
けど、一向にはっきりした答えはなく…
(そりゃそうだよな、そんな特徴じゃ分かんねぇって…)
「2年かどうかも分かんないんでしょ?」
「うん…」
「1年にも可愛い子いたよね。名前なんて言ったっけ?」
「3年の白鳥先輩とかもそれっぽくない?」
「白鳥先輩よりはバド部のアオイ先輩の方が可愛い。」
それっぽいらしい人物は増える一方だ。

