誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策


「…だろ?」

「あぁ…」



酒井と的矢がひそひそ話している声に気付きそちらを見ると、
二人も俺を凝視していた。



「何?」

「ピカル聞こえなかった?」

「何を?」

「今通った女の子たち、ピカルのこと「カッコいい!」って言ってたぞ。」

「え…」