誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策

その日の放課後、俺は早速五十嵐の元を訪ねた。



が。



「俺行かねぇよ?」

「何で!?」

「彼女、3年でさ。菊女って3年生学園祭に参加しないんだよ。」

「えっ!マジで!?」

「うん、マジで。

実質3年生はその日休みになるから俺らはちょっちデートしてくるわ。

あ、招待状ならもらって来てやるからピカル行って来いよ。」

「あ…あぁ…」



とは言え一人じゃ流石に敷居が高いし…

酒井と的矢に来てもらえるように頼むか。