誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策


「そうそう。五十嵐に聞いたんだけどさ、来月菊女の学園祭あるらしいぞ。」

「学園祭?」

「なぁピカル。乗り込んでみる?」

「えぇっ!」

「学園祭とかならなんか話し掛けやすい雰囲気じゃん?」



確かに学園祭なら普段よりかは話し掛けられるかも…?



「でも菊女の学園祭って招待状ないと入れないんじゃなかったっけ?」

と言ったのは酒井。

それに的矢は容易く応える。

「そんなの五十嵐と一緒に連れてってもらえばいいじゃん。

逆に招待状がないと入れないから良いんだよ。

「不審者じゃありません」って証明されてるんだから。」

「なるほど…」

学校の中に入ってしまえさえすればハードル下がるってわけか…

さすが的矢様!