誰かが君に恋してる。~純情男子の恋の傾向と対策



「「菊女の可愛い子」ってことしか分かんねんじゃなぁ…」



やっぱそうだよなぁ…



「とりあえずピカル、彼女の名前とか学年とか探ってこいよ。」

「どうやって?」

「え?ほら?なんだ?うーん?

なんかある?的矢。」

やっぱり俺同様こういうことに不慣れな酒井はノープランだ。



「友達がその子の名前呼んだりとか、持ち物に名前書いてあったりとかさ。

教科書とか見れば学年なんか分かんだろ?」

「おぉ!」

俺と酒井が感心する。

さすが的矢様!