「も…もちろん!

15分間、アラーム掛けてきっかり計るから!

それに連絡先も聞かないし!」



「ふふっ!」



ホームであんなにクールに見えた楢崎さんの応えが
思いがけずたどたどしくて、思わず吹き出してしまう。

でもそのたどたどしさがかえって彼の想いが真摯なものなんだと伝わってくる。



それに一途で一本気な彼の人柄も。



(「君のことが好きだ」って言ってくれた…)



ちょっと照れる…



でも…



なんか、嬉しい。