言うなり酒井が俺の腕を掴む。



「よし、決まり。」



「え、おい!?」



電車が停止してドアが開くと、酒井は俺の腕を強く引き、ホームに降りる。



「的矢も入れて今から作戦会議だ。

勝負はそうだな…



終業式だ。」



「作戦会議?勝負?

おい、酒井!?」



酒井は俺を引きずるようにぐんぐん進む。



終業式まで

あと3日─

     *  *  *