「え、告白成功したの?
その割には喜んでないみたいだけど…」
次の日の朝、友人の管野咲希(カンノサキ)に昨日の結果を報告。
「だって、花村くんは飽き性なんだよ…
すぐに、別れることになるかも…」
見える見える…花村くんと別れる私の未来が。
あぁ、哀れ鈴原杏菜は花村遥斗とたった1週間で…
「そんなの嫌!!」
「うわ、びっくりした。」
「ねぇ、咲希。
どうしたら花村くんと続くの?
どうやったら楽しませれるの!」
「落ち着きなよ。
私からすれば、あんたは十分面白いから。」
「本当に…?」
「うん。」
「嘘だぁぁ…!」
咲希は心底面倒くさそうにため息をついた。
「うるさい、ビービー泣くな!
ひとまず付き合えたんだから喜んどけ!!」
その怒鳴り声は私の耳を貫いた。


