10分ほどして帰ってきた返信。


『うん、会えるよ』


俺はふうちゃんの家へ向かった。


「湊……」


久々に話した気がする。


なんか沈黙してしまってぎこちない。


「あのさ……「ごめんなさい!いつまでも意地張って、謝れなくて!」


俺が話そうとしたらそれに割って入って謝られた。


「悪いのは全部俺だから、ふうちゃんは謝らなくていいから」


「違うの、私だから。いつも私に合わせてくれてるのに、そんな態度って酷いよね……ごめんね」


深々と頭を下げたふうちゃんに愛おしさを感じる。