帰り道、ふうちゃんと一緒に帰るはずだが、あれ以降一緒に帰れていない。


てなわけで一人歩いている訳。


そんな俺の肩を叩くやつがいた。


振り向くと、


「満島?」


今まで喋ったことなんて無いのに、突然なんだろうか。


俺が見すぎなのに気がついたとか?


「佐野くんとちょっと話したいことあってさ。池本さんのことで」


ふうちゃんのこと?


そう言われたら聞かないわけにはいかない。


俺たちは近くの公園に入り、ベンチに腰掛けた。