「ふふふ、その通りか、みなとくん」


面白そうに晃介は笑いながら、


「いいこと教えてあげる」


そういい、指さした。


ふうちゃんの方を。


「池本さんの隣の席の満島くん。彼はこなちゃん男子」


満島はけっこう不思議なやつ。


特別チャラくも真面目でもないようなキャラだが、とにかく謎。


俺とはなんの接点もないけど、今はふうちゃんの隣の席。


「こなちゃん男子ってなんだよ」