「おーい。どーしたの?そんなところでうずくまって、…って、え。」 視界の端っこにつま先が青の上靴が目に入る。 きっと2年の先輩だ。 でもとてもまともに会話ができる状態じゃない 顔も上げられないくらいひどいことになっているから俯いたまま黙っていることしかできなかった。 目の前の水撒き用のじょうろを持った人が、どんな表情をしているかは分からない。