隣のいじめっ子くん

他の可愛い女の子達がかずくんに片思いしてることだって知ってたし、告白されたってかずくんから聞いたこともある



でもどうしても好きで、どうしようもなくて、学校帰りに思い切って気持ちを綴った手紙を渡した。



付き合うなんて贅沢なことは望まないから、せめて気持ちだけでも伝えたい。


「家、帰ったらよ、よ、読んで!!」



そう一方的に吐き捨てて逃げるように帰った翌日、ほんの少しぎこちない空気で私を後者裏へ誘い出したかずくん。






その現場を見ていた1人のクラスの男子が私たちに向かって


「お前ら付き合ってんの?学校でいちゃつくんじゃねえよー」


からかうように言った冗談だった



でも中学生の自分たちにとってそれは周りの環境を変えるには十分なもので