彼のお見舞いに行って2日。



熱下がったのかな?

もう大丈夫かな?


なんて彼の事が気になってしょうがないあたしだけど…


電話もメールも出来る訳無く…


ただ、思ってるだけの日々。



「ゆっかりさ~ん!今日飲みに行きませんか~?」



仕事も片付き、只今…7時。


座っているあたしの横にピタリとくっつき、ニコニコして…

誘ってくる男。


三上 慎太郎。 22歳。



「慎ちゃん!くっつき過ぎ!!」



ほんとに…もう。


可愛いんだけどさぁ、なんかうっとおしい…



今年、入社したての新人君。

容姿も性格も年下って感じのコイツは…

皆の人気者…


そんなんで、周りから慎ちゃんなんて呼ばれてる彼。



「そんなくっついて無いっすよ。夕佳里さ~ん!行きましょうよっ!」



若い…

誘い方も…

喋り方も…

行動も…



「他に若くて可愛い子居るんだから…そっち誘いなよ」



「俺は夕佳里さんがいいんですっ!」



はぁ…

何でコイツはそんなサラッとこうゆう事言えるんだろ…