「頑張って…夕佳里っ!」



「ちょっとー!痛いって…」



バシッとあたしの背中を叩き、落ち込んでるあたしを元気付ける。



こうゆう時はほんとに加奈子には助けられてばかりだな…


加奈子…ありがとね。



やっと一歩踏み出した恋愛に加奈子がもう一歩踏み出す勇気をくれた。



「よしっ!遅いし帰ろうか?」



「うんっ!」



お互い照れ笑いしながら肩を並べて歩き始めた。



もう加奈子には心配掛けないと願いながら…

加奈子の笑顔を見ていた。



あたしの恋…


休んでいた恋…



まだまだ始まったばかりだから…


もう後戻りは出来ないから…


だから…あたしは何歩も何歩も休んでいた恋の分だけ、


辛くても、悲しくても進んでみるよ。



あたしが尽きるまで…



この恋に尽きるまで歩いてみせるよ。



あたしの恋愛の道を…