この体で痛みを耐えた。家にも帰りたくないから、この体で竜の上で、ずっと耐えた。学校にも、もちろん顔を見せていない。
 ある日、僕が死にそうなほど苦しかったある日、この池に、この池に、
 拓也が来た。