【 真琴side 】
「もうすぐクラス替えですね〜。」
「あー、そうだな」
もうすぐ高校1年生が終わろうとしている
ある日のお昼。
割と自由な校風であるこの高校は屋上への出入りももちろんおっけー。
私達の縄張りとも言えるその屋上で
彼氏である翔星サンとのお昼ごはんタイムだ。
「あら、反応薄い。
もう少し寂しがってくれてもよくね?」
「なんで寂しがらなきゃなんねーんだよ。」
「逆になんで寂しくないのさ!!
私はもっと『はぁ…もうすぐ真琴とクラスが離れてしまうのか…』くらいにs」
「別にクラス離れても真琴と一緒にいることに変わりはねーよ」
「……不意打ちやめてもらえますか。」
「なに、照れた?(笑)」
「うん、盛大に。」
「はは」
そう笑って焼きそばパンの最後の一口を口に入れたしょうちゃん。
