あの夏の想い出

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「...ただいま。」


私がそう言っても母の返事はなかった。


リビングから聞こえる母と...お父さんの声。


この時間にお父さんがいることは珍しい。


「ただいま!」


私はさっきよりも少し大きな声を出す。


「あぁ、優理菜。」


私の声に気づいたようで、母が玄関に姿を現す。