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「あ、じゃあこの辺りでいいよ。ありがとう。」


「ねぇ、まさかとは思うけど...。」


亮太はなにか言いたげに私の方を見る。


でも私は何が言いたいのかわからずに頭に?マークを浮かべる。


「優理菜ってお金持ち?」


亮太は物珍しそうに周りを見る。


確かに私の家はいわゆる高級住宅街と呼ばれるところのひとつになる。


「そんなことないと思うけど...。」