「だめ!!!!!!!」






「!!!!…え?結衣?」




私がいきなり大声を出すものだから、優真くんはかなり驚いていた。






「優真くん。私には仕事がある。」





「…う、うん。」






「優真くん、わかって欲しい。
私、優真くんのこと愛してるよ。」





「…え?」








「この部屋を見た時、びっくりしたけど気持ち悪いなんて思ってない。
優真くんのこの愛情表現も、少し変わってるなとは思うけど苦じゃない。
けど私には仕事があるし、自分の私生活もある。優真くんはまだ学生なんだもん。私が働かなきゃ。」






「…結衣。」







「ごめんね、優真くん。
今はまだこの手錠は使うときじゃない。」






「…?」







「また今度、2人でゆっくりするときに使おうよ。手錠で2人の手をつなぐの。手を離そうと思っても離れない。素敵じゃない?」







「…うん。でも、俺は夜に使いた「そ、それはまた今度!!!!!」





「…うん、結衣。働いてくれてありがとう。俺も今はバイトしかしてなくてあんまお金ないけど、頑張る。早く大人になる。」






「えへへ。こちらこそありがとう!
でも優真くんにはまだちょっと学生でいてほしいかな?」






「どうして」







「学生との恋…なんだか響きが危険でドキドキする!」






「…未成年に手を出すのは犯罪。結衣のエッチ。」






そんなことを言われて顔が赤くなる。
未成年だということは重々承知だよ…!!!






「え、えぇ!?でも同意の上で…!!優真くんが…!!」





「嘘。俺はもう結婚できる年齢だし。
結衣、結婚しよ」





「あ、久しぶりに聞いた。その言葉!」









その日は一日中2人でずっとお話してた。






優真くんの


「結婚しよ」


って言葉が実現するのは



まだまだ先のお話…?