「普通に綺麗」




「ほんと?でも…急だったから、あんまり掃除できてなくて…」




「でも、綺麗。さすが俺の結衣」



「いや、私は優真くんのものでは…」




「ねぇ結衣。俺ちゃんと考えた。」



「…何を?」



「俺、結衣のこと好きだけど、結婚しよばっかり言ってちゃだめだって気づいた。付き合ってほしい」



「ゆ、優真くん…
でも私おばさんで…」



「全然。結衣は世界で一番可愛い。年齢なんて関係ない。」



「…優真くん…本当に、本当に?」



「うん、当たり前」




優真くんは、いつも私を想ってくれていて

頭の中が読めないこともあるけど


私のことだけを特別に扱ってくれて

私だけを大切にしてくれる…





「…喜んで。」




「…結衣。俺の、彼女」


「うん、そうだよ。優真くんの彼女だよ」




「…可愛い、宇宙一可愛い。結婚…はしたいけど、まだいい。でも、キスしよ」



「あ…」



この前、言ってた。
家でキスするって約束…


今は、そーゆー空気。


…優真くん、優真くん。



「ん…優真くん…」



優真くんとの、初めての、キス。

優しくて、柔らかくて…大切にしてくれてるのが伝わるような。





「…結衣、可愛い。大切にしたいけど、めちゃくちゃに壊してみたい…」



「え? こ、壊すの…?あ、ちょっと…!!
んんっ…!!!」






さっきては違う深く濃厚なキス。
簡単に私の唇を割って入ってくる優真くんの舌が私の舌と絡み合う。





「ん、結衣…結衣。」



「ちょ、まっ!!んんっ、ゆう、まくん…!!んっ…!」



「…結衣、かわい」



「はぁ…はぁ…優真くん…」



突然のことに息が足りなくて、優真くんにもたれかかってしまう


「優真くん、いきなりあんな…」



「結衣が可愛くて、つい…」



「…もう…」



優真くんのことは好きだけど


今みたいに暴走しちゃったときには止めてあげないと。



これからが心配だけど


優しく楽しく過ごせていけたらいいな。