「今日はありがとう、優真くん」




「こちらこそ」





優真くんのバイト先から急遽連絡があり、早めに帰ることになったのだ




「あんたとのせっかくのデートなのに…
あの店長ぶっ飛ばしてやる…」



「そ、それはやめてあげて!?」



「またデートしてくれる?」



「もちろんだよ」



「やった、次は遊園地かな。それとも水族館…映画も…」




久々に誰かと出かけたし、すごく楽しかったなぁ。




「じゃ、こっちだから。家近いからって油断しないでね。気をつけて」



「うん、ありがとう。」






バイバイと手を振り家に帰る。


…あれ?


私、優真くんに家の住所、教えたかな?