「透さん、好き」
「俺もさ。美鶴、愛している」
唇が再び結び合わされる。透に顎を掴まれ口を開かされると喉の奥まで舌が滑り込んできた。苦しくてたまらないのに止めて欲しくない。美鶴は透の動きに必死で応じた。透の舌と唇の動きに翻弄され徐々に体温が上がっていく。それと同時に下半身の奥がうずくのを感じた。次の瞬間透が美鶴の胸に触れた。ビクンと身体が反応する。
「怖い?」
そう聞かれて美鶴は首を横に振った。
「そうじゃなくて体が勝手に、反応しちゃって……だから、止めないでください」
目を潤ませて必死で懇願する。すると透は短く息を吐いた。
「止められるわけがないだろ」
いうや否や透に抱きあげられそのまま寝室へと連れていかれる。美鶴はしっかりと彼の首に腕を回した。
ベッドに降ろされると透は着ていたシャツを脱ぎ捨てる。均整の取れた上半身。見惚れる間もなく覆いかぶさってくる。
キスを繰り返しながら彼の手が触れる場所全てに喜びを感じた。自然と声が漏れる度、透の息遣いも荒くなっていくようだった。
服をすべて脱がされ、隅々まで愛でる透の視線に恥ずかしさについ顔を背けると「俺を見て」と透がいう。
「痛いったらちゃんと教えて」
「……はい」
ゆっくりと膝が押し開かれその間に透は腰を埋めた。愛してるの言葉と共に透を体の中に感じる。自分の隙間が愛する人で満たされる感覚は痛みよりも喜びの方が勝っていた。
「美鶴、平気か?」
「……平気です。透さんは? 大丈夫ですか」
間近でみる透の表情はどこか苦しそうだ。
「ダメだ」
「え!? 痛いですか? その、……あそこが?」
美鶴は慌てた。すると透はプッと噴出した。
「ごめん、そうじゃない。幸せ過ぎて泣いてしまいそうなんだ……」
透の目に光るものが見える。美鶴は彼の後頭部に腕を回して引き寄せると、「私もです」といって唇を重ねた。


